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Kurihara Food Tourism Laboratory

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「冬至かぼちゃ」

高橋幸代

かぼちゃ 栗原では、冬至に「かぼちゃばっとう」を食べる習わしが残っている家庭があります。
 なぜかと思い町村史を調べてみると、「冬至にかぼちゃを食うと中風にかからない」という言葉がのっていました。
 農村社会では、縁起をかつぐとか、悪い縁起を帳消しにして縁起直しする方法が古くから生活に浸透していて、「冬至かぼちゃ」もその一つのようです。ほかにも「初物を食うと75日長生きする」など、生活に深く根ざしている教えがたくさんあります。
 さて今回は、「冬至かぼちゃ」を取り上げてみましょう。
 冬至とは、冬の寒さが本格的になる毎年12月22日ごろです。この時季の寒さに備えるため、小豆を入れたかぼちゃ煮を食べる慣習が「冬至かぼちゃ」です。さらに、「冬至かぼちゃ」に「はっとう」を入れると「かぼちゃばっとう」になります。
 冬至に食べる理由を探ってみると、野菜が少なくなる冬場の栄養を補うため、栄養価の高いかぼちゃを食べて気候の変化で風邪をひかないように、また、秋に収穫して、大事に大事に取って置いたかぼちゃをおいしく食べきるためになど、日々の暮らしから得た知恵から始まった慣習のようです。

2011年12月20日(火)掲載

中風(ちゅうぶ)…脳卒中の発作の後遺症として、主に半身不随となる状態

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