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Kurihara Food Tourism Laboratory

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「ミョウガの葉焼き」

小野寺麗子

ミョウガの葉焼き ご先祖様が我が家に泊りに来る「お盆」が今年もやってくる。
 8月13日は、朝から盆棚を飾ります。その度に思い出すのが、ミョウガの葉焼きのこと。
 盆棚を飾りつけた後、父がミョウガの葉を取ってきて、夕方になると母がミョウガの葉焼きを作ってくれました。
 小麦粉と黒砂糖、味噌をよく練り、水を加えて耳たぶ位のやわらかさになると、ミョウガの葉にのばし、二つ折りにします。 それを農家では炉ばたで、我が家では七輪で焼きました。焼いている間、子ども達は、どれが大きいか、目をこらして見つめたものです。
 でき上ったら盆棚に供えて、迎え火を焚き、花火をしながらご先祖様をお迎えします。そして夜になると、家族皆んなで、盆棚の前に座り、葉焼きを食べます。香ばしく、菓子の少なかった時代には、とてもおいしかった気がします。
 14日の朝は、赤飯、夜はミョウガと油揚げの入ったうどんを食べます。15日は、帰る家が無くなり、お墓にいる他の家のご先祖様への土産餅として、ずんだ餅やあんこ餅、雑煮餅を作ります。16日は、盆棚を片付けて、供えた野菜で五目ご飯。これで盆の行事食は終わります。
 私が、父母や祖父母から聞いた話ですから、その家々や地域によってやり方がいろいろとあるのでしょうね。
 私ができる間は続けたい。そして、若い人にも伝えて行きたいなぁと思っています。

2011年12月19日(月)掲載

『くりはら研究所だより第45号』(くりはら研究所・2010年8月16日発行)の「リレー随筆」に掲載された文章です。

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ミョウガの葉焼き小野寺麗子